熊谷市で注文住宅を建てたとき、ハリウッド映画を見ていると、新聞や郵便物を道路近くに建ててある風景を良く目にしていました。マンションだと一階に全員のポストボックスが設置されていたり、アパートだと家の玄関のドアに郵便物を入れる口が付けてあったりします。一軒家だと壁がくり抜かれていて、郵便物が家の中に落ちるようにしてあるお宅もあります。私の実家はそうです。
私は、映画を見てのあこがれもあり、道路近くに郵便受けのボックスを取り付けました。前から郵便物を入れれば、後ろの戸を開けて取り出せるようになっています。外壁が青灰色でしたので、黒とシルバーの郵便受けはとてもおしゃれに仕上がりました。
家ができて、引っ越したのが4月末でした。郵便受けにも満足して使っていたのですが、雪が降り始めたことから、雪が積もったらどうなるのだろうと思い始めました。私の住む地方は1月から2月には積雪が1mを超すこともあり、家の前から道路までの雪をよけないと外出できません。最近は、暖冬の影響で積雪も少なくなり、雪をよけないと外出できない時期は短くなりました。それでも、雪がたくさん積もった朝には、新聞を郵便受けに取りに行くのに一苦労です。玄関から郵便受けまでは、少なくとも3mほどあり、そこまでの雪は外出しなくてもよけなければなりません。
車をおくためのカーポートを家の前に設置したのに、なぜ、郵便受けは雪に埋もれる屋根のない場所に設置してしまったのかと注文住宅を建てたその年の冬に痛感しました。カーポートの屋根をもう少し伸ばして、玄関とカーポートの間には屋根を設け、その下に郵便受けがあれば、忙しい朝や週末のお休みに、郵便受けまで到達するのに苦労しなくても良かったのです。暖冬で雪が少ないと感謝してしまっています。